Boarder Securityというのがあって、オーストラリアの各空港で犯罪人の入国阻止や違法品の持ち込みチェック、外国郵便物の検査、大都市周辺での不法滞在者の摘発など、法の番人と違反者の虚々実々の駆け引きの様子をまとめたものが放送されている。
山のような食べ物を持ち込んでなおかつ「食品は持っていない」と申告をして罰金を払わされる人、外国での犯罪歴を隠して豪州で就職するべく観光ビザで入国しようとする人、郵便物に巧みな細工をして麻薬を持ち込もうとするケースなどがあり、「ほう、そこまでやるか」と感心することが多い。
何ヶ月か前の放送で、インドネシアの漁船が豪州領海内で不法操業をしているのを摘発したケースをやっていた。オーストラリア海軍の艦艇に税関や水産庁の役人、沿岸警備隊の人間などが同乗して摘発を行うのだが、漁船に対しての手順は次のようである。
1.拡声器で停船を呼びかける。
2.漁船の進行方向100m位に対して機関銃による警告射撃を行う。
3.漁船の進行方向100m位に対して機関砲による警告射撃を行う。この間機関銃は漁船に向けられている。
漁船停戦後、ゴムボートで係官が乗り込むがこの時も機関銃を向けたまま。
先日の尖閣諸島での軋轢を考えると日本の海上保安庁は両手を縛られたままなのだろうなと思う。